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まるで、ずっと前に会ったきりで、もう会うことはないと思っていた旧知の友人に再会したようだ。新しいアングルから見る友人は、初めは誰なのかわからないほどだ。しかし、一度それが誰かわかれば、我々は新しい貴重な座標を手に入れたことに気付く。それは、我々を地図のない夢の砂漠に誘う点と線なのだ。 |
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本国アメリカのみならず、世界に熱狂的なファンを持つラブクラフト「クトゥルー神話」。佐野史郎、小林泰三、山田正紀など、その暗黒の世界に魅せられた日本の作家たちがペンをとり、日本人の解釈による新しいクトゥルー神話の世界を描いたアンソロジー集「秘神界」(東京創元社)が発表されたのは2002年のことでした。アメリカで生まれたラブクラフトの世界観が遠いアジアの国に種子を蒔き、芽を出し、増殖し、広がって行く−という国境線を越える文学の動きに文学界は興奮しました。そして、その”種”はそこでとどまらず、新たなる”胎動”につながったのです。日本人の解釈によるクトゥルー神話を今度は世界のラブクラフトファンへ届けたい。そんな熱意に動かされ、黒田藩プレス、「秘神界」編集者の朝松健氏、東京創元社スタッフが結集し、ついに「秘神界」英訳版第一弾 "Lairs of the Hidden Gods Vol.1 — Night Voices, Night Journeys" が完成しました。 |
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序文は、ラブクラフト研究分野の権威 ロバート・M・プライス氏が執筆。また、表紙にはアメリカの美術界にもその名を馳せる山田章博氏を起用。美しくも妖しいラブクラフトの世界が広がっています。 |
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「日本人の解釈によるクトゥルーのアンソロジーが出版される」という噂はすでにアメリカのファンの間にも広まっており、すでにAmazonでもかなり高い前評判をいただいております。 |
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現代編と歴史編と分かれた原作を英訳版では4冊に分けて出版していく予定です。今回はその第1巻、Vol.1となっています。 |
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収録作品 (収録順) 朝松 健 — 序文・触手ノ思ヒ出
朝松 健 — 聖ジームズ病院
山田正紀 — おどり喰い
神野オキナ — 五月二十七日
井上雅彦 — 夜の聲 夜の旅
村田 基 — 土神の贄
牧野修 — 屍の懐剣
柴田よしき — 語りかける愛に
米沢嘉博 — ラブクラフトの居る風景
星野 智 — クトゥルー神話コミックリスト
久留 賢治 — 日本作家によるCthulhu神話
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書籍データ: |
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