近年大注目の旧ユーゴスラビア・ベオグラード出身の現代作家、ゾラン・ジフコヴィッチ(Živković)による摩訶不思議なストーリーを集めた傑作選。SF、ポストモダン、シュールレアリスムと形容されるジフコヴィッチの作品。シンプルな文章の背後に見え隠れするユーモアやシュールさ、知性や深みといったものが織り成す独特の世界。一見バラバラに見えていたパーツがクライマックスに近づくにつれて、ひとつの形をなしていくよう綿密に計算されたプロット。シュールなファンタジーの名手として注目株のジフコヴィッチの世界を、今回は日本語の翻訳でお届けいたします。
江戸川乱歩(本名・平井太郎。1894-1965)は、言うまでもなく日本の推理小説の黄金時代を担った作家です。乱歩は推理小説のほかにも、近代日本の伝統について執筆した作品も数多く残し、今も、彼の作品が現代文学やポップカルチャーに与える影響は計り知れません。
黒田藩プレスがお送りする『カディスの赤い星』初の英訳本。逢坂剛による『カディスの赤い星』は、日本とスペインを舞台にしたサスペンス小説です。この作品により逢坂氏は推理小説界で確固たる地位を築きあげます。第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞を受賞
Japan in Five Ancient Chinese Chronicles:
Wo, the Land of Yamatai, and Queen Himiko
Massimo SOUMARÉ
翻訳: Davide MANA
編集: Anthony J. BRYANT と Mark HALL
日本が国家を形成しはじめた時代、日本が、中国からどう見られていたのかを包括的にまとめた一冊。これまで、歴史上重要な年代をカバーしたり、日本に入ってきた様々な文化を解説したりする研究書は多くありましたが、『魏志』から『宋書』までを翻訳し、古代中国から見た日本の姿を英語でまとめた研究書としては、初の出版物となります。
日本の歴史資料としては『古事記』や『日本書紀』がありますが、正確な年代を知るためには、中国の歴史書が重要な資料となります。特に日本古代の墓から出土した副葬品は、中国の正史をあたることで、より理解を深めることができます。また、日本はアジア大陸と密接な関係にあります。特に、中国や朝鮮半島は、何世紀にもわたって人や文化の交流を通し、さまざまな面で影響を与えました。稲作、中国の表記システム、官僚システムなど、日本列島への影響は計り知れないものです。本書は、『魏志』『後漢書』『宋書』などの中国の歴史書をかえりみることで、日本古代の姿を浮き彫りにし、さらに東アジア全体の歴史や交流にあらたな光をあてています。
「明治時代の日本人が見たイタリアを英語で読もう」――明治時代の宗教学者、姉崎正治(あねさき まさはる)がつづったイタリア旅行記『花つみ日記』の英訳本。1909年(明治42年)に出版された『花つみ日記』は、イタリアを訪れた姉崎の思い出だけにとどまらず、芸術や人間、ヨーロッパと日本の文化、仏教、キリスト教など深遠な世界の瞑想録ともいえる作品です。
このKAIKIシリーズは、日本の怪奇文学の傑作集となっています。また、ひとつひとつのストーリーが異なる翻訳家の手で英訳されることにより、さまざまな英語の文体にも触れることができる充実のアンソロジーとなっています。
シリーズ最終作は、現在の首都である東京へと舞台を移した、都市の物語。日本が近代化の一歩を踏み出し、首都の名前を"江戸"から"東京"に変えたとき、そのまぶしい光の裏側に隠されていた不思議な世界。影の世界に生きる奇妙な住人の物語をお楽しみいただける作品となっています。
日本では、昔から怪奇物や超自然文学が発達したものの、現代までほとんど英訳されてきませんでした。このKAIKIシリーズは、日本の怪奇文学の傑作集となっています。収録作品は、時代的には1776年の上田秋成の『雨月物語』から、京極夏彦が『旧怪談』を現代向けにアレンジしなおした作品まで、場所も江戸や東京、地方などと幅広く、色とりどりのストーリーを堪能できます。
二冊目は、幕府の中心であった江戸から場所を変え、諸国の物語となっています。中心地から離れた諸国では、昔ながらの伝統や、古くからの奇妙で怖い話が残っています。日本の怪奇、超自然文学のさらなる深遠をのぞくことができる作品集。
日本の怪奇小説や超自然文学を英語で味わう一冊。日本では、昔から怪奇物や超自然文学が発達したものの、現代までほとんど英訳されてきませんでした。このKAIKIシリーズは、日本の怪奇文学の傑作集となっています。収録作品は、時代的には1776年の上田秋成の『雨月物語』から、京極夏彦が『旧怪談』を現代向けにアレンジしなおした作品まで、場所も江戸や東京、地方などと幅広く、色とりどりのストーリーを堪能できます。また、ひとつひとつのストーリーが異なる翻訳家の手で英訳されることにより、さまざまな英語の文体にも触れることができる充実のアンソロジーとなっています。
朝松健による『崑央(クン・ヤン)の女王』の英訳本。Brian Lumleyが序文で「クトゥルフ神話の傑作」と呼んだ原作を、Crystal Silenceの翻訳者でもあるKathleen Tajiが英訳しました。日本におけるクトゥルフ神話作品を、英語で再度味わえる一作となっています。
1999年に出版された藤崎慎吾の『クリスタルサイレンス』の英訳。原作は「ベストSF1999」国内篇一位。ストーリーの面白さとともに、現代のSFとして今も評価の高い作品を、最新の英語で読める一作となっています。
Speculative Japan 第二巻
傑出した現代SF作品の数々を、英語で読むのに最適な一冊。前作の第一弾では、日本SF界の第一線で活躍する作家の作品に的を絞りましたが、本作のシリーズ第二弾ではそのジャンルの幅を----生き生きと迫り来るSF作品から、じんわりと心に響くファンタジー、子どもを主人公にした不思議なおはなしまで----大きく広げました。Speculative(思索的)のテーマのもとに、従来のサイエンス・フィクションの枠にとらわれず、さまざまな作品を収録しています。日本人作家による、どこまでも広がる計り知れないイマジネーションの世界を探ることを目的とした一作です。
Speculative Japan
Outstanding Tales of Japanese Science Fiction and Fantasy
編纂・編集
Gene van Troyer
Grania Davis
“…the stories you’ll find collected here will broaden your view of what is possible or imaginable, provoking unusual—and sometimes uncomfortable—thoughts. That is as it should be.”
—David BRIN, Preface
日本のSF・ファンタジーの傑作を集めたシリーズ第一作目。日本のSFやファンタジーが英語に翻訳されて世界に広まるまでには、遅すぎたとも言えるほど長い時間がかかりました。Speculative Japanが発表されたのは、2007年、第65回世界SF大会が横浜で開催されたときのことです。その後、海外にも発信された本書は、独自の道を歩んだ日本のSFを多数収録し、新たなイマジネーションの世界へと読者をいざないます。
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引き潮のとき |
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人類が宇宙に進出し、惑星に植民を開始した時代。植民惑星の統治、原住種族との融和、惑星の自立支援を目的として司政官制度が設けられ、惑星タトラデンにはキタ・PPK4・カノ=ビアが赴任を命じられるー。 あふれるイマジネーションで新しい世界を構築した未曾有のSF巨篇、ついに復刊!第27回星雲賞(日本長編部門)受賞作品。 |
江戸川乱歩の傑作中編「黒蜥蜴」と「陰獣」の英語訳版 アマゾンにて好評発売中!
大正後期から昭和時代の探偵小説黄金期を代表する作家、江戸川乱歩!
多くの西洋探偵小説を初めて日本に紹介し、彼自身も日本独自の探偵小説のパイオニアのひとりである。新人発掘にも熱心で乱歩によって見い出された推理作家も少なくない。
没後40年を経た現在でも時代を超えて多くのファンを魅了し影響しつづけている。
そんな彼の、長らく待ち望まれた傑作中編「黒蜥蜴」と「陰獣」英訳版をついに世界に紹介する機会を得たのだ!
Kara Monogatari: Tales of China
唐物語
著作・翻訳: Wade GEDDES
アリゾナ州立大学Center for Asian Studiesとのコラボレーションによりお届けする出版物第二弾。12世紀後半から13世紀初頭にかけて日本で語られた中国の話(唐物語)を集め、注釈をつけた作品です。27もの話は巧みなストーリー展開に彩られ、短編としても高水準の出来栄えです。また、日本文化のルーツを探る貴重な資料でもあり、中国研究者にとっても興味深い一冊。日本文学が詩の形式をとっていた歌物語から、ストーリー中心となる説話物語へと移行する様子を見てとることができるのも、大きな特徴のひとつです。研究者にはもちろん、よく知られた昔話を一般の方にもお楽しみいただける作品となっています。
人生の疲れを感じ始めた中原、会社勤めをしながら小説家をめざす村上。ある夜、小さな飲み屋で出会った二人に、ねじれた記憶と時間を巡る奇妙な現象が始まる-。
戦前、戦後の大阪の街を舞台に、作者自身の体験を織りまぜながら描く眉村ワールドの傑作。日本文芸大賞受賞。
Akutagawa and Dazai:
Instances of Literary Adaptation
著作・翻訳: James O'BRIEN
アメリカ・アリゾナ州立大学のアジア研究機関であるCenter for Asian Studiesとのコラボレーションにより実現した作品。太宰治の3作品、芥川龍之介の6作品の計9作品を収録。ジェームズ・オブライエンの手により、太宰の「駆け込み訴え」、「走れメロス」、「かちかち山」と、芥川の「ひょっとこ」、「仙人」、「羅生門」、「地獄変」、「藪の中」、「影」が翻訳されました。イントロダクションでは、この20世紀を代表する作家、太宰と芥川の短編について解釈を加え、また、他ジャンルへの翻案についても解説します。日本語で慣れ親しんだ太宰と芥川の有名作品を、英語でも味わえるこの機会をぜひお見逃しなく。
Herbert A. Giles and China:
Two Early Classics of Modern Sinology
著作: Herbert A. GILES
現代シナ学―中国の言語・歴史・風習などの研究―に取り組むと、何世紀も前のマルコポーロの時代や、ビザンチン時代、さらにはローマ帝国までその起源をさかのぼります。しかし、その学問の礎を築いたのは、中国の英国領事にして、後にケンブリッジ大学教授となったハーバート・ジャイルズでした。26年にもわたる領事としての任期を終え、祖国イギリスに帰国した後も、中国文化や中国語について数多くの研究書を執筆、翻訳を行いました。Chinese Sketches(1876)とThe Civilization of China(1911) の2冊が、現在ではこの1冊の本となって読むことができます。鋭い観察眼を持ったジャイルズならではの視点による解説もさることながら、19世紀後半から20世紀初頭にかけての、現在とまったく異なる中国のあり様をうかがうことができる貴重な一冊です。



















