日本怪奇小説 第二巻:諸国の物語
日本では、昔から怪奇物や超自然文学が発達したものの、現代までほとんど英訳されてきませんでした。このKAIKIシリーズは、日本の怪奇文学の傑作集となっています。収録作品は、時代的には1776年の上田秋成の『雨月物語』から、京極夏彦が『旧怪談』を現代向けにアレンジしなおした作品まで、場所も江戸や東京、地方などと幅広く、色とりどりのストーリーを堪能できます。
二冊目は、幕府の中心であった江戸から場所を変え、諸国の物語となっています。中心地から離れた諸国では、昔ながらの伝統や、古くからの奇妙で怖い話が残っています。日本の怪奇、超自然文学のさらなる深遠をのぞくことができる作品集。
目次
Robert Weinberg
序文
東雅夫
日本怪奇小説の源流 第二巻「諸国の物語」解説
柳田國男
『遠野物語』より「序」「第三話」「第七話」「第八話」 (1910)
夏目漱石
『夢十夜』より第三話 (1908)
泉鏡花
海異記 (1906)
平井呈一
真夜中の檻 (1960)
高橋克彦
大好きな姉 (1993)
内田百閒
短夜 (1921)
小松左京
くだんのはは (1968)
日影丈吉
猫の泉 (1961)
中島敦
木乃伊 (1942)
秋山亜由子
一人娘 (1992)
書籍データ:
- 約 300 ページ
- 新書判 127mm x 203mm (5" x 8")
- ISBN 978-4-902075-09-0
- 黒田藩プレスID: FG-JP0008-L22
- 定価: 未定
- 表紙絵: 月岡芳年の「おもゐつゝら」(新形三十六怪撰)
- 2010夏出版予定
1958年、神奈川県横須賀市に生まれる。早稲田大学第一文学部日本文学科卒。 アンソロジスト、文芸評論家。日本初の怪談専門誌『幽』(メディアファクトリー)編集長。1982年、日本で唯一の怪奇幻想文学研究誌『幻想文学』(アトリエOCTA)を創刊、2003年の終刊まで21年間にわたり編集長を務め、多くの小説家、評論家を世に出す。
近年は編集者としてよりも、各種アンソロジーの企画編纂や、幻想文学・ホラーを中心とする批評、怪談文学研究などの分野で、精力的に著述活動を展開している。評論家として「ホラー・ジャパネスク」「怪談文芸」「てのひら怪談/800字小説ムーヴメント」などを提唱、日本特有の風習である百物語(怪談会)の研究家としても知られる。
『幽』怪談文学賞、ビーケーワン怪談大賞の選考委員。また2004年よりインターネット上で、オンライン書店と提携した出版情報サイト「幻妖ブックブログ」を発信中。
【主要な著書】
- 『怪談文芸ハンドブック』メディアファクトリー/2009年
- 『江戸東京 怪談文学散歩』角川選書/2008年
- 『百物語の怪談史』角川ソフィア文庫/2007年
- 『クトゥルー神話事典 第三版』学研M文庫/2007年
- 『妖怪伝説奇聞』学研/2005年
- 『ホラー小説時評 1990-2001』双葉社/2002年
【主要な編纂アンソロジー】
Robert Weinberg, author and editor,
is the author of sixteen novels, two short story collections, and sixteen non-fiction books. He has also edited over 150 anthologies. He is best known for his trilogy, the Masquerade of the Red Death, and his non-fiction book, Horror of the Twentieth Century. Bob is a two-time winner of the Bram Stoker Award; a two-time winner of the World Fantasy Award; and a winner of the Lifetime Achievement Award from the Horror Writers Association.His website is http://www.robertweinberg.net/
Other books in the Kaiki series you may enjoy:

