日本怪奇小説 第三巻:都市の物語
このKAIKIシリーズは、日本の怪奇文学の傑作集となっています。また、ひとつひとつのストーリーが異なる翻訳家の手で英訳されることにより、さまざまな英語の文体にも触れることができる充実のアンソロジーとなっています。
シリーズ最終作は、現在の首都である東京へと舞台を移した、都市の物語。日本が近代化の一歩を踏み出し、首都の名前を"江戸"から"東京"に変えたとき、そのまぶしい光の裏側に隠されていた不思議な世界。影の世界に生きる奇妙な住人の物語をお楽しみいただける作品となっています。
目次
Robert Weinberg
序文
東雅夫
日本怪奇小説の源流 第三巻「都市の物語」解説
谷崎潤一郎
人面疽 (1918)
豊島与志雄
都会の幽気 (1924)
江戸川乱歩
目羅博士の不思議な犯罪; 1932)
村山槐多
悪魔の舌 (1915)
芥川龍之介
奇怪な再会 (1921)
皆川博子
文月の使者 (1996)
久生十蘭
妖翳記 (1939)
川端康成
片腕 (1964)
遠藤周作
蜘蛛 (1959)
山川方夫
お守り (1960)
赤江瀑
八雲が殺した (1981)
諸星大二郎
不安の立像 (1973)
書籍データ:
- 約 300 ページ
- 新書判 127mm x 203mm (5" x 8")
- ISBN 978-4-902075-10-6
- 黒田藩プレスID: FG-JP0009-L23
- 定価: 未定
- 表紙絵: 月岡芳年の「葛の葉きつね童子にわかるるの図」(新形三十六怪撰)
- 2010末出版予定
1958年、神奈川県横須賀市に生まれる。早稲田大学第一文学部日本文学科卒。 アンソロジスト、文芸評論家。日本初の怪談専門誌『幽』(メディアファクトリー)編集長。1982年、日本で唯一の怪奇幻想文学研究誌『幻想文学』(アトリエOCTA)を創刊、2003年の終刊まで21年間にわたり編集長を務め、多くの小説家、評論家を世に出す。
近年は編集者としてよりも、各種アンソロジーの企画編纂や、幻想文学・ホラーを中心とする批評、怪談文学研究などの分野で、精力的に著述活動を展開している。評論家として「ホラー・ジャパネスク」「怪談文芸」「てのひら怪談/800字小説ムーヴメント」などを提唱、日本特有の風習である百物語(怪談会)の研究家としても知られる。
『幽』怪談文学賞、ビーケーワン怪談大賞の選考委員。また2004年よりインターネット上で、オンライン書店と提携した出版情報サイト「幻妖ブックブログ」を発信中。
【主要な著書】
- 『怪談文芸ハンドブック』メディアファクトリー/2009年
- 『江戸東京 怪談文学散歩』角川選書/2008年
- 『百物語の怪談史』角川ソフィア文庫/2007年
- 『クトゥルー神話事典 第三版』学研M文庫/2007年
- 『妖怪伝説奇聞』学研/2005年
- 『ホラー小説時評 1990-2001』双葉社/2002年
【主要な編纂アンソロジー】
Robert Weinberg, author and editor,
is the author of sixteen novels, two short story collections, and sixteen non-fiction books. He has also edited over 150 anthologies. He is best known for his trilogy, the Masquerade of the Red Death, and his non-fiction book, Horror of the Twentieth Century. Bob is a two-time winner of the Bram Stoker Award; a two-time winner of the World Fantasy Award; and a winner of the Lifetime Achievement Award from the Horror Writers Association.His website is http://www.robertweinberg.net/
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